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研究者が取得しておくと強い資格4選!手に職を付けよう!

ポスドク・非常勤講師の転職

研究者になるためには、どのような資格が必要なのでしょうか?

研究者は狭き門ですが、研究者のみに求められる特別な資格はあるのでしょうか。

そこで、本記事では実際に製薬企業で研究職をしていた筆者が、究者がもっていると便利な資格や、資格以外の情報についてご紹介します。

研究職をしていたからこそわかった情報!

研究者に資格は必要か?持っておいた方が良い資格は?

企業によっては、語学のレベルや学歴など、その人が持っているだろう能力に求めている基準が異なります。

しかし、以下2つについてはどこも共通しているといえます。

  • 研究者に資格は必須ではない
  • 持っておいた方が良い資格は語学の資格

研究者に資格は必須ではない

研究者に特別な資格は必須ではありません

学歴を求められることはありますが、研究者に必須の国家資格などが存在するわけではないです。

しかし、研究職に就くために当然持っているであろう実験スキル、論理的に思考できる力は必要とされるので、学生の内に培っておくことをおススメします。

また、研究職は未経験者がなれる職ではありません。

研究職に就きたい場合はあらかじめ、学校で学ぶ分野を決めておく必要があります。

持っておいた方が良い資格は語学の資格

研究者に必要な資格をあえて言うのであれば、語学の資格です。

特に英語の資格は、もっていると便利でしょう。

研究をしていく上で必ず参照する論文は、ほとんどが英語で執筆されています。

また、論文を執筆する機会がめぐってきたときも、英語で抄録を書く必要が出てくるでしょう。

そのような場合、英語力があることを会社が分かっていると、自身に回ってくるチャンスを手にしやすいです!

研究者が持っていると便利な資格4選!

研究者が持っていた方が良い資格は特段ありませんが、持っていると便利な資格があります。

それは、以下の4つです。

  • TOEIC800点
  • 危険物取扱者
  • 弁理士
  • 技術士

TOEIC800点

英語力がある人には、論文発表や英語が必要となる仕事が回ってきやすいです。

そのためには、英語力のアピールが必要です。

TOEIC800点を所有していれば、英語力のアピールに繋がります。

もちろんTOEIC600点以上が履歴書に書いてもアピールしやすい点数なので、600点でも良いとは思います。

しかし、研究者になれる人物はほとんどの人が同じ能力値です。

その中でも目立つためには、TOEIC800点程度が必要だと考えてもいいでしょう。

研究者になるため、さらには研究職に就いたあと仕事を増やすため、英語力は重要な能力となります。

学生のうちに、英語の勉強はしておいて損は無いでしょう。

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危険物取扱者

危険物取扱者は、危険性が高い物質を管理する人に必要な国家資格です。

研究をしていく上で、危険物質を扱う機会はいつかめぐってきます。

中には「麻薬」を扱うこともあります。

自分が使っている物質について理解を深めることにも繋がりますし、企業によっては危険物取扱者の資格を所有している人が企業での試薬管理者になれる場合もあります。

とっておいて損はない資格です。

しかし必須ではないですし、資格を所有しているからと言って昇格に必ず繋がるわけではありません。

さらに、更新しなければ無効になる資格なので少々手間がかかります。

必要ないと感じたら手放すことも念頭に置いておきましょう。

私は持っていませんが研究職の同期は持っていました!ですが給与など待遇に差はありませんでした。

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弁理士

弁理士は知的財産の専門家のことを指します。

つまり、特許や商標に関して、特許庁に申請する権利をもつ人のことです。

製薬企業などは新薬の開発をしたときに、特許や商標を申請することがあります。

新商品を主に出していく企業であれば、弁理士の資格をもっている人は重宝されますので、資格を取得していて損はありません。

しかし、弁理士としての資格があるから研究者になれるわけではないですし、何よりも必要なのは実験スキルです。

弁理士の資格を取得するためには最低でも3年は必要なので、その年数を弁理士の勉強に当てるぐらいなら、研究に勤しんだ方が得と言えます。

技術士

技術士は、科学技術に関する高度な知識や能力を持っている専門家のことです。

技術士になるには二回の試験を受ける必要があり、一次試験は誰でも受けることが可能です。

しかし二次試験を受験するためには、一次試験合格後4~10年の実務経験が必要となります。

そのため、研究者になってから技術士になるには時間がかかることを確認しておきましょう。

研究者に必要なのは学歴!学士?修士?卒業するならどれ?

研究者に必要なのは資格ではなく学歴です。

では、学士卒、修士卒、博士卒、専門卒ではどちらがより研究者に近づけるのでしょうか。

  • 研究者は学士卒でも募集している
  • 研究者で一番多いのは修士卒
  • 博士卒の研究者は修士卒より少ない
  • 専門卒でも研究職は目指せる

研究者は学士卒でも募集している

学士卒でも研究者になれる道はあります。

 

研究職の多くは、修士卒以上を募集しています。

そのため、院卒のほうが研究職の公募に応募することが多いです。

しかし、企業によっては学士卒でも応募できる場所があり、さらには研究職ではなく「品質管理職」の場合、学士卒でもなれる可能性がきわめて高いです。

私の勤めていた会社にも、学士卒の方はいましたが、研究分野は異なりました。

研究者で一番多いのは修士卒

新卒の研究者に一番多いのは修士卒です。

企業自体が修士卒以上を求めていることが多いので、その傾向になっていると言えます。

最近の傾向としては、修士を卒業後、企業で研究職をしながら博士号を取得する方も増えています。

そのため、修士を卒業することが将来を広げるためには必要なこととも言えるでしょう。

博士卒の研究者は修士卒より少ない

博士卒の人数自体が低い傾向にあるため、修士卒より博士卒の研究者は少ないと言われています。

実際に、博士に進んだ方はそのままアカデミックに進むか、海外の大学に進むかどちらかに別れることが多いです。

また、企業が博士卒をあまり求めていない事実もあるため、実際は修士卒のほうが多いと言えるでしょう。

専門卒でも研究職は目指せる

専門卒でも研究職に就くことはできます

しかし、製薬の研究などではなく分析がメインになると思います。

 

専門学校の中には、バイオ専門学校や分析の専門学校など、実験手法を学ぶ学校があります。

そのような専門学校を卒業している方であれば、実験のスキルを持っているので、分析メインの研究職につくことは可能です。

しかし、給与面においては大学卒よりも低い可能性があることも、確認しておきましょう。

研究者に最も必要なのは人間性!

研究者に最も必要なのは、学歴や資格ではなく人間性です。

実際に研究職をしていた私の目線から、人間性として何が必要なのかについて述べたいと思います。

  • 研究への熱心な対尾
  • 論理的思考能力
  • 人とのコミュニケーション能力

研究への熱心な態度

研究者に最も大切なのは、研究への熱心な態度です。

学生時代の研究とは異なり、企業に雇われる研究者は未知について探求していくことになります。

途中で挫折しないためにも、探求心や強いメンタルを持てる熱意が大切といえるでしょう。

論理的思考能力

研究者に大切なのは、論理的思考能力です。

参考になる論文を読むとき、実験結果をまとめるとき、さらには結果報告会やプレゼンを行う時も、論理的思考能力は必要となります。

そのため、研究者になったあとも論理的思考能力は磨いていく必要があります。

学生の内に沢山論文を読んだり、教授と論議をかわすことで、培っておきましょう。

人とのコミュニケーション能力

研究では、人とのコミュニケーションが大切になります。

自分一人だけで完結するものではありません。

同じプロジェクトを数人で担当することもありますし、協力しながら一つの結果を探すことになります。

『協力しあうこと』が大切なので、いくら学歴がよく頭が良くても、協調性がない人には仕事のチャンスもめぐってきません

コミュニケーション能力や、協調性を培うことを忘れないようにしましょう。

資格や学歴より必要なのは多分人間性化も…!

まとめ:研究者になるのに必要なのは学歴や人間力!資格は特に必要ない!

研究者として働く上で、必要となる資格は特にありません。

しかし、持っていて損はない資格は以下4つです。

  • TOEIC
  • 危険物取扱者
  • 弁理士
  • 技術士

しかし、資格よりも重要なのが学歴です。

専門卒の場合、研究職になれても分析がメインになる可能性が高く、給与面においても大学卒よりは低い場合があります。

また、大学を卒業する場合も、最低でも修士は取得しておいた方が将来性もあるので、大学院進学を念頭に置いておきましょう。

 

資格や学歴があることが研究者にとって前提とはなりますが、最も重要なのは人間性です。

研究者に限らずどのような職種でも、人間性は円滑に仕事を進める上でとても重要視されるものです。

 

ひとりで研究を行うのでなく、学生のうちに後輩や教授など周りの人と接しながら研究を行うことを大切にしてください。

学生のうちに磨けるものは磨き、はれて研究者と慣れたときに存分に発揮するようにしましょう!

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