理系の学生は、自分の研究が忙しく中々就職活動をおこなうことができません。
「研究で忙しいから、就職活動ができない」
「企業側からスカウトしてくれる機能があったら楽なのに」
このように考えている人も多いでしょう。
研究を頑張っている修士や博士の学生は、できる限り自分の研究にあった企業に就職したいと考えているはずです。
そのため、企業側からマッチしている学生にスカウトをしてくれれば、双方ともに楽になって良いと思いませんか?
ここでは、研究者へのスカウト機能がある転職、就職サイトやスカウト機能がおすすめの理由について説明しています。
研究者向けのスカウトサービスで楽に就活を終わらせよう!
研究職へのスカウトサービスは存在する?おすすめのサイトは?
研究職へのスカウトサービスが機能としてあるサイトには、以下3つのサイトがあります。
- ビズリーチ
- 博士のキャリア
- アカリク
スカウトを求めている方は、これらのサイトに登録すると良いでしょう。
ここでは、それぞれのサイトの詳細について、説明します。
ビズリーチ
(引用:ビズリーチ)
ビズリーチは、新卒向けではなく転職者向けの、転職サイトです。
dodaやリクナビといった通常の求人サイトとはちがい、自分のスペックを記入しスカウトを待つ転職サイトとなっています。
通常の求人サイトの場合は、自分から動くことがメインですが、ビズリーチの場合は企業側からアプローチをしてくれるため、最初の書類選考で落ちる心配がありません、
また、すくなからずマッチングしていると思ってスカウトをしてくれているわけなので、好意的である企業がほとんどです。
しかし、ビズリーチは「ハイクラスな転職」をスローガンとしているだけあり、経歴や実績の多い30代後半以降の年齢の方向けだと考えた方が良いでしょう。
博士のキャリア
(引用:博士のキャリア)
博士のキャリアは、修士、博士、ポスドクの生徒向けの就職サイトです。
経歴や履歴書よりも、研究内容をみてスカウトをしてくれるサイトであるため、「研究内容が合っている企業に入りたい!」と強く思っている学生に向いていると言えるでしょう。
一方で、博士のキャリアはどちらかというと博士号取得者向けのサイトであるため、修士の方にとってはスカウトの数が少なく感じるかもしれません。
しかし、上述した通り研究内容を確認してからスカウトをしてくれるサイトであるため、自身の研究内容を詳しく記載できれば、企業の目につく確率は上がると言えるでしょう。
アカリク
(引用:アカリク)
アカリクは、特に理系の大学院生やポスドクに向いている就職サイトです。
また、研究職や技術職などの専門職を求めている学生向けの求人のみを掲載しているため、ニーズにあった就職サイトと言えるでしょう。
アカリクに勤めているスタッフは、ほとんどが大学院卒となっています。
そのため、大学院生特有の悩みや研究内容の書き方などの指導もしてくれます。
アカリクについて、以下の記事で詳しく書いていますので、気になる方は参考にしてください。
修士や博士の就活生にスカウトはなぜおすすめ?
修士や博士課程に在籍している就活生に、スカウト機能がついている求人サイトは非常におすすめです。
理由は以下2点あります。
- 研究に忙しくて就活ができないから
- 少しでも自分の研究分野に近い企業とマッチングするから
研究に忙しくて就活ができないから
大学院生は、研究が忙しくて就活どころではありません。
研究室によっては就活中は休んでもいいと明言している場所もありますが、ほとんどの研究室では就活中も構わず研究やセミナー、報告会などを入れられるでしょう。
また、たとえ就活中は休んでも良いと言われても、修士論文や博士論文の時間が削られることには変わりないため、結局早く就活を終わらせる生徒も多いです。
就活を早く終わらせることは、内定をもらえた安心感が高くなるメリットはありますが、しっかりと吟味できなかった後悔をあとで味わうことにも繋がりかねません。
できることなら、吟味をして、自分に合う会社かどうかを把握してから内定を承諾したいですよね。
大学院生やポスドクの場合、そういった吟味の時間はあまりありません。
そのため、スカウト機能を使って、企業の方からアプローチしてもらう方法が、とても合っているのです。
私が就活していた時も、休んでいいといわれはしたけど早く研究を続けなければというプレッシャーの方が強かったです…
少しでも自分の研究分野に近い企業とマッチングするから
研究職のほとんどは大学院卒の人ですが、企業での研究内容と大学での研究内容が見事にすべて合っている人は中々いないのではないでしょうか。
大学で研究する内容はほとんどが基礎研究ばかりであり、企業での研究は世の中に役立つための応用研究なので、合うことのほうが少ないはずです。
それでも、大学院生として研究してきたのだから、少しぐらい自分の研究内容と合っている企業で研究したいと思いますよね。
とくに、博士やポスドクまでいった人であれば、なおさらそう思うはずです。
スカウト機能は、企業側から欲しいと思う求職者にアプローチをする機能であるため、マッチする可能性が非常に高いです。
このことから分かるとおり、少しでも合うと思ってもらえるためにも、研究内容だけはきちんど深堀して書くようにしてください。
研究内容で決めてもらうためにも、研究内容は詳しいことまでしっかりと書こう!
転職したい研究者にもスカウト機能はおすすめ?
就活生である大学院生にはスカウトがおすすめだと説明しました。
一方、転職をしたいと思っている研究者にも、スカウトはおすすめです。
以下2つが理由として挙げられます。
- 自分の市場価値を知ることができるから
- ビジネス的に価値のある研究を知ることができるから
自分の市場価値を知ることができるから
転職を考えている方は、まず自分の市場価値を知る必要があります。
実際に自分が今企業でおこなっている研究内容は、どういった企業が必要としているのかなどを知らなければ、転職は成功しません。
しかし、ビズリーチなどのスカウト機能付き転職サイトを利用すれば、求めてくる企業を見るだけで、自分の市場価値が分かるようになるでしょう。
研究者は自分の研究に集中しているので、なかなか市場調査や企業研究をおこなう時間はありません。
しかし、こういったスカウト機能があるおかげで、自分の研究内容や今までの経歴が、どれほど価値があり、どういった企業に求められているのかが一目瞭然となります。
こういった自分の市場価値を調べるためにも、スカウト機能を利用すると良いでしょう。
思わぬ会社からスカウトがくることも…!
ビジネス的に価値のある研究を知ることができるから
たとえばスカウト機能がなく、自分で求人に応募する場合、自身の研究内容のどういったところが、企業に価値のあるものなのかをしっかりと理解していないと、書類選考さえ通ることが難しいです。
しかし、スカウト機能では自身の研究内容を読んで、使えると判断した企業がアプローチをしてくれます。
このように、自分の研究内容がビジネス面で使える内容であることを理解できるため、自信にも繋がりますし、業界研究にも向いています。
研究者になるならスカウト機能を活用しよう!
スカウト機能のある転職、就職サイトは以下3つがあります。
- ビズリーチ
- 博士のキャリア
- アカリク
もちろん、これ以外のサイトもスカウト機能付きのサイトは存在するため、自分に合うサイトを見つけることをおすすめします。
とくに修士論文や博士論文の控えている大学院生は、企業を見つける時間さえ惜しいはずです。
できる限り時間を節約して、就職活動をおこないたい方も多いでしょう。
スカウト機能は、企業側が気になる研究をしている方に向けておこなうものです。
研究内容さえしっかりと記入しておけば、こちらからすることはほとんどありません。
楽に就職活動や転職活動をするためにも、スカウト機能のついているサイトを活用していきましょう!
研究者・ポスドク向け転職エージェント8選!登録してみた口コミと評判
コメント