転職活動を始めるとき、転職エージェントを探すなら、サポートしてくれるパートナーになってくれて、かつ自分に合ったエージェントを選びたいですよね。
「でも転職エージェントってたくさんあるし、研究者やポスドクには結局どこがいいの?」
と悩みませんか?
実際に担当するキャリアアドバイザーの相性に左右されることも事実ですが、「幅広い業種を比較できる」「若手向けの求人が多い」「ハイクラスへの転職実績がある」などそれぞれの転職エージェントには違った強みがあります。
特に、研究者は「専門的なスキルを活かしたい」と考えていたり、ポスドクは「会社への就業経験がないけど、転職ってできるのかな…」と考えるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、研究者やポスドクにおすすめの転職エージェントを8つ徹底比較します。実際に登録して体験した感想も紹介するので、自分に合った転職エージェントを見つけてください。
おすすめの転職エージェントを徹底比較
この記事で紹介する転職エージェントの特徴を表にまとめました。
〇がついた転職エージェントは、実際に登録してみた感想も紹介しますよ!
転職エージェント | 形態 | 求人数 | 特徴 | |
○アカリク転職エージェント | 特化型
(大学院卒) |
621件 | ☆大学院卒やポスドクの転職に特化
☆大学院などの経験を考慮して転職をサポート |
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○リクルートエージェント | 総合型 | 111,030件
(非公開160,121件) |
☆転職支援実績No.1
☆業界最大級の求人数 |
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〇dodaエージェント | 総合型 | 82,862件 | ☆転職者満足度No.1
☆技術職や専門職の取り扱いが多い |
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マイナビエージェント | 総合型 | 25,946件
(全求人の約20%) |
☆20代に信頼されている転職エージェント
☆アドバイザーは業界ごとの専任制 |
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JACリクルートメント | 特化型
(ハイクラス) |
非公開 | ☆世界11か国に広がるネットワークでグローバルの求人に強い
☆総勢約800人のコンサルタントがサポート |
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アクシスコンサルティング | 特化型
(コンサル) |
非公開 | ☆現役コンサルタントの転職支援数No.1
☆キャリアアドバイザーにコンサル経験者が多い |
|
プロフェッショナル転職サービス | 特化型
(ハイクラス) |
8,073件 | ☆ハイクラスの転職に強い
☆外資系企業の求人が多い |
|
ビズリーチ | 特化型
(ハイクラス) |
53,118件 | ☆ハイクラスの転職に強い ☆スピード採用が魅力 |
※2021年5月27日の段階で公開されていたデータです。
求人数や強みが違うのがわかりますね。
では、それぞれの特徴を詳しく見てみましょう。
アカリク転職エージェント
ポスドクや研究者に特化した転職エージェントです。
総合型の転職エージェントと異なり、ITや電気、機械、化学といった専門的な知識を求められる職種を扱っています。
担当してくれるアドバイザーの中には大学院卒やポスドク経験者もいるため、研究やスキルに対する理解があります。
また、アカリク転職エージェントに掲載されている企業は大学院卒を積極的に採用しようとしているため、アカデミックでの経験を評価してくれます。
業種別マッチングイベントや文系大学院卒向けキャリア説明会など役立つイベントを豊富に行っていることも魅力的です。
■注意点
特化型転職エージェントのため、総合型に比べると求人数は少ないです。
しかし、これらの求人はアカリクが厳選した情報が掲載されているため、膨大な情報から探し始めるよりも希望に近いものが見つけやすくなります。
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口コミや評判
アカデミアから民間に転職した私の顛末が、岩波書店さんのサイトで公開されました。就職に悩める誰かの参考になればと、3年前の体験を綴っております https://t.co/fBYfDHFIYI
— TTMakino (@TTMakino) April 22, 2020
39歳のポスドクがアカリク転職エージェントを利用して転職した記事です。
転職活動の様子が時系列順にまとめられており、臨場感のある内容となっているため、参考になる口コミです。
エージェント幾つか使ってポスドクから民間に行ったけど、正直アカリクはあまりいい印象無かった。
(初っ端の面談で「ああ、バイオですか〜、厳しいっすね〜」って言われたしな)— uhea (@uhea) April 23, 2020
専門分野によっては案件が少ないこともあり、難しいと感じることもあるでしょう。
アカリク転職エージェントでは業界ごとのイベントも豊富に行っており、企業とコンタクトをとることもできるため、これらのサービスも積極的に利用しましょう。
筆者の感想
アドバイザーからの連絡、個別面談の日程調整がどのエージェントよりも早かったです。
個別面談では、研究に対する理解がどの転職エージェントの中でも一番でした。
紹介してもらった求人のほとんどが経験やスキルを活かせるものでした。
一方で、希望している求人がないこともあり、他の総合型エージェントと兼用することで対策しました。
リクルートエージェント
転職支援実績No.1の転職エージェントであり、転職エージェントの中でも求人数はNo.1です。
どの職種・業界、どの地域でも幅広い求人情報が掲載されています。
この求人情報の広さから20代から50代の転職におすすめです。
転職活動する際には、ぜひ登録しておきたい総合型転職エージェントの一つです。
2011年度にリクルートエージェントを利用して転職した方のうち、6割以上の方が年収アップしており、企業との交渉力の高さがうかがえます。
■注意点
ポスドクや研究者のような専門的な知識を持ったキャリアアドバイザーは少ないため、表面的なスキルは活かせても、専門分野を活かした転職は難しいかもしれません。
また、リクルートエージェントでは、サービス期間の目安が3か月と決められています。
もちろん転職活動が終わるまではサービスを受けることができますが、転職活動が3か月程度で終えられるように設定されています。
ダラダラと転職活動期間が伸びて職歴に空白が空かないようにという配慮ですね。短期決戦になるのでしっかりと準備して転職活動を行っていきましょう。
口コミや評判
遠隔地でも電話での模擬面接対応で無事に内定ゲット!!
やはり圧倒的な知名度にひかれて登録をしました。登録してからのレスポンスも早く、最初のインタビューから求人紹介・選考過程での状況ヒアリングやアドバイザリー・内定後のフォローアップまでメール、電話ともに気持ちのよい対応をしていただけました。私が支部の存在しない遠隔地に在住だったため、実際にオフィスでの対面は難しく、メールと電話での対応に終始しましたが、選考が進んで模擬面接(想定させる質問への対処方法アドバイス)も丁寧にご対応いただけたことが、実際の面接時の自信にもつながり最終的に内定をいただけたと感謝しております。
出展:https://minhyo.jp/r-agent
業界トップクラスの転職エージェントであるため、充実したサービスであることがわかります。
転職エージェントのサービスの一つに面接対策がありますが、成功事例として参考になりますね。
求人数が多いだけ
ただ求人数が多いだけです。
エージェントとの面談では良い印象を受けましたが、その後は特になにもしてくれません。
エージェントから送られてくる求人は、こちらの希望とは全く合わないものばかりか絶対にやりたくないと面談伝えた職種の求人も多数送られてきます。
現在かなりの数を応募していますが、書類選考が通ったのは一社のみ。この現状で履歴書や職務経歴書へのアドバイスは特にありません。また面接後、エージェントを通して不採用の連絡が来ましたが理由は企業側から教えてもらえませんでしたとの事でエージェントを利用するメリットが感じられません。
また2月初旬に応募した企業からの連絡が4月末に来て、選考結果は企業側の都合で求人募集が見直しになったためとだけでした。
最初は期待していましたが、ただ求人数が多いだけでエージェントを利用するメリットは特に無く、自身で転職サイトから応募する方が企業と直接やり取り出来て良いと感じました。
今後は二度と利用しようとは思いません。出展:https://minhyo.jp/r-agent
キャリアアドバイザーとの相性がよくなかったと思われるケースです。
キャリアアドバイザーを変えることも可能であるため、ほかのアドバイザーの意見を聞きたい場合は遠慮なく相談しましょう。
筆者の感想
筆者の場合、個別面談では必要事項の確認程度で淡々としていました。
初めての転職活動で不安ばかりだったので、なかなか信頼することができませんでした。
担当のアドバイザーによってサービスの質は変わると思うので、一概にリクルートエージェントが悪いわけではありませんが…。
利用するときは、はっきりとどんな仕事をしたいかなど決めてから面談に挑んだほうがいいのかもしれませんね。
dodaエージェント
dodaエージェントは転職者満足度No.1であり、リクルートエージェントに次ぐ求人数です。
メーカー系の案件が多く、公開されている求人の半数以上が技術職や専門職のため、ポスドクや研究者におすすめの総合型転職エージェントです。
dodaの専門サイトには専門分野に対応できるキャリアアドバイザーもいるため、ITやものづくりのエンジニアに特化した部門もあります。
■注意点
dodaに登録すると、求人情報やセミナー、スカウトといったメールが大量に届きます。
希望していない職種の案件が送られてくることもあり、プレッシャーを感じるかもしれません。
設定を変えることでメールは届かなくなるので、気になる場合は自動発信のメールを停止しましょう。
口コミや評判
親身なエージェント
年齢が上であっても、親身にご対応いただきました。いくつか登録していましたが、ここだけはお断りがありませんでした。他社には即、お断り、で登録したけどメールすら来ないことが当たり前だったので。転職が決まったのもここです。メールも電話も駆使して連絡がいただけますし、試験や面接で必要なことなども事前に教えていただけるので前もって準備して臨めるのが良かったです。また企業に直接言いにくい交渉も代わりにしていただけるので、精神的な負担が少ないのも良かったです。マッチングしている企業様からメールがかなりの量来るので諦めずに続けられました。
出展:https://minhyo.jp/doda
dodaエージェントのような総合型の転職エージェントでは幅広い年齢層に対応しているため、転職できるか不安な場合も一度相談することをおすすめします。
また、この口コミは企業との交渉がうまくいったケースでもあります。
年収や福利厚生などわがままを言っているような気持ちになるかもしれませんが、転職エージェントが対応してくれると精神的に楽ですよね。
異業種転職には向かない
異業種転職を希望しており、情報収集を兼ねて相談に行きました。
その際、担当の方に「異業種の転職は同業種での転職より難しいことを覚悟しなければならない」という話を長々とされました。
まだそれは理解できたので、その後質問をしながら話を聞いていったのですが、最終的には「弊社を介さずご自身で面接していった方がいい」ということを何回も言われました。ここではサポートしてくれないと察し、利用するのをやめました。
要は、異業種への転職は難しい=会社の利益になる確率が低い=遠回しに断る
という対応をされたのだと思います。
会社なので利益を生まなければいけないのは分かりますが、転職がスムーズに決まりそうな人だけを選んでサポートするイメージです。
また、担当の方のメールは間違った日本語の使い方が目立ち、いまいち信頼に欠ける印象を持ちました。出展:https://minhyo.jp/doda
総合型の転職エージェントでは専門分野への知識が浅いこともあるため、希望の業界が決まっている場合は、業界の転職事情に精通した特化型の転職エージェントも利用することで異業種への転職がうまくいくかもしれません。
筆者の感想
個別面談が丁寧でした。
まず、転職を考えたきっかけや転職に対する不安に対してヒアリングがありました。
これらを解消した上で、業務内容や勤務地、年収といった条件の聞き取りがあり、求人の紹介という流れでした。
現職の契約期間もあったため、すぐに転職活動を始めませんでしたが、実際に始めるまでに準備すべきことなど細かく説明があり、安心することができました。
マイナビエージェント
マイナビエージェントは、20代に信頼されている転職エージェントNo.1ということもあり、転職が初めてのポスドクや20代から30代前半におすすめの転職エージェントです。
若手に人気の職種であるITや通信系の求人情報が多く掲載されています。
企業によってはポスドクを職歴と見なされない場合もありますが、未経験やローキャリア向けの求人を豊富に扱っており、他の転職エージェントと比べると中小企業の案件が多いです。
また、業界ごとに専任のキャリアアドバイザーがいるため、各職種に特化したサービスを受けることができます。
■注意点
若手向けの転職エージェントであるため、30代後半やハイクラス向けの求人は少なく、選択肢が限られます。
後ほど紹介しますが、ハイクラス向けにはJACリクルートメントやランスタッドの利用をおすすめします。
口コミや評判
親身に相談に乗って頂き、希望の転職先へ転職できました。
大手転職エージェントでしたし安心感がありました。前職の知識や技術を活かした転職先を探していましたが、相談に親身になって乗って頂けましたし、候補企業も幅広くピックアップして頂き、ミスマッチがないように配慮して頂けたのが印象的です。また、前職での悩みや転職に至った経緯などをしっかりとヒアリングした上で転職先を提案していイタダケタことも大きかったです。今後転職する機会が訪れた場合はこの転職エージェントを再度利用するつもりです。
出展:https://minhyo.jp/mynavi-agent
ヒアリングが丁寧であると信頼することができますよね。
ポスドクや研究者は専門的な知識を持っており、スキルを活かせるような転職をしたいと思いますが、研究実績を理解してもらえるように伝えることも重要です。
利用しなくていいと思う
求人数は少ないです。
添削は「これでいいんじゃないですか」と適当でした。求人への応募は半ば強制。断ろうとすると精神的に追い詰めてきます。最初は優しく親切だなといった印象でしたが、それは最初の印象だけ。実際、言ってないことをいったと言われ、向こうの良いように解釈され、態度はコロコロ変わり、すごく精神的に疲れました。アドバイザーは若い方が多いみたいなので仕方ない部分はあるんでしょうが。出展:https://minhyo.jp/mynavi-agent
総合型転職エージェントの中では比較的求人は少ないです。
同じ総合型のリクルートエージェントやdodaエージェントにも登録しておくといいでしょう。
筆者の感想
連絡の頻度が高く、アドバイザーの熱量を感じました。
案件に対するフィードバックも丁寧で、興味がない業種に対しても視点を変えた考え方を提示してくれました。
JACリクルートメント
JACリクルートメントは高年収の転職に特化しており、30代~50代を対象としたハイクラス向けの転職エージェントです。
専門職や管理職、グローバル企業の求人を取り扱っています。
世界11か国に拠点があり、独自のネットワークがあるため、外資系や海外への転職に強みがあります。
総合型では取り扱っていないような未公開求人が多く、専門職のキャリアアップには最適の転職エージェントです。
研究の管理職では年収1,000万円を超えるものもあり、経験があれば研究職でも年収500~800万円の転職が可能です。
■注意点
役職やマネジメント経験がないと、求人を紹介されない場合もあり、筆者も会社での就業経験がなかったため、求人情報をすぐに紹介してもらえませんでした。
口コミや評判
外資系の内情に強い
コンサルタントが元外資系で働いていたこともあって、外資の内情に詳しかったです。話がすぐ通じたのでストレスなく話を進められました。求人数が思ったより少なく感じたのは期待しすぎたせいでしょうか。少しがっかりでした。
出展:https://minhyo.jp/jac-recruitment
内情を知っている人が担当だと安心できますよね。
またハイクラスの案件を多数扱っているため、履歴書や職務経歴書の添削の質も高いという口コミが多数ありました。
ダメでした
登録して3日後
あなたに求人は
ありませんでした出展:https://minhyo.jp/jac-recruitment
筆者と同じ体験をした人がいました。
ハイクラスに特化しているため、認められるスキルがない人には向いていません。
アクシスコンサルティング
アクシスコンサルティングは、現役コンサルタントの転職支援数No.1であり、コンサルティング業界に特化した転職エージェントです。
特に、ファームtoファーム、ファームto事業会社、事業会社toファーム、フリーランスまで全方位の案件を抱えていることがアクシスコンサルティングの強みです。
■注意点
特化型の転職エージェントであるため、コンサルティング業界以外の求人は限られています。
他の業界と比較しながら転職活動したい人には向いていません。
また、コンサルティングファームの多くが都市部に集中しているため、東京以外の求人情報が少ないです。
地方での転職を希望する場合は、総合型との併用をおすすめします。
口コミや評判
コンサルタントからの転職もサポート
コンサルティング業界に強いエージェントです。コンサルタントから別の職種への転職もサポートしているのがユニークです。アドバイザーは私のこれまでのキャリアに基づき、中長期的なキャリアプランを提案してくれました。コンサルティング業界に強いだけあって、提案内容は合理的で納得できる内容でした。現在はこのエージェントに紹介された事業会社で経営企画担当マネージャーとして働いています。単なる求人の紹介にとどまらず、キャリアプランに基づいて求人を紹介してくれましたので、非常に満足しています。
出展:https://minhyo.jp/axis-consulting
転職エージェントの中には転職がうまくいくとサービスを停止することもありますが、中長期的なキャリアプランが提案されるのは興味深いですね。
アドバイザーが親身になってサポートしてくれている証拠だと思います。
筆者が調査した限りでは、目立った悪い口コミは見当たりませんでした。
筆者が体験した中で唯一不便だと感じたのは、アクシスコンサルティングに登録しないと求人情報が見れない点です。
「コンサルティング業界に興味はあるけど」という人には簡単に案件が見れないため、ハードルが高く感じるかもしれません。
プロフェッショナル転職サービス/ランスタッド
ランスタッドは、ハイクラスへの転職を目指す20代~30代向けの転職エージェントです。
外資系企業への転職に強みがあり、研究開発職だけでなくマネージャーや責任者の求人も掲載されています。
外資系企業は学位を評価するため、大学院卒を積極的に採用する傾向にあります。
キャリアアドバイザーの中には英語の履歴書を添削できる人もおり、優秀なキャリアアドバイザーが多いです。
いずれも年収500万円から1,000万円以上になるものまであり、プロジェクト経験や技術知識があれば、希望に合った求人を見つけることができます。
■注意点
ハイクラスの転職に特化しているため、求人数が少ないです。
また、キャリアやスキルがないと、求人を紹介されない場合もあり、筆者は一度面談を行いましたが求人情報の紹介はありませんでした。
口コミや評判
表裏が無い
こちらが希望しても経歴やレベルが足りないと紹介をしてもらえず、身の丈に合った求人を紹介してくれます。裏表なく対応してもらえたのが逆に良かったです。こちらの希望を取り入れつつ、可能性の高い求人を紹介してもらえましたし、自分には合っていたと思います。
出展:https://minhyo.jp/randstad-agent
筆者は案件を紹介されませんでしたが、担当のアドバイザーによります。
レベルに合わせて紹介されるのは希望を感じますね。
建設的な評価は信頼につながるので、キャリアに心配のあるポスドクも一度相談してみるといいかもしれません。
ドライ
ついてもらった担当が外資系ということでドライな人でした。国内企業しか知らない自分にはちょっと馴染めず、、、思ったより紹介してもらった求人が少なかったのもあり、ランスタッドで転職はできませんでした。
出展:https://minhyo.jp/randstad-agent
特化型であるため求人数の少なさは宿命ですね。
特化型では業界の調査や相談、総合型で求人の検索と使い分けることで成功につながります。
ビズリーチ
ビズリーチは、ハイクラス人材に特化の転職サイト。
年収1,000万超えの求人がなんと全体の3割。
高収入を目指して転職したいと考える場合、ビズリーチを選択肢の1つとして選ぶ人も多いのです。
■注意点
登録時に審査があり、利用すらできない場合もあります。
審査基準は非公開。
職歴が浅かったりする場合は落とされてしまうこともあるようです。
もし登録できない場合はほかの転職サイト・エージェントを利用してきましょう。
口コミや評判
忙しかったのでピッタリでした
本気で転職したい人には絶対にお勧めできます。とにかく、情報量が多い点が何よりもお勧めのポイント。
私自身もビズリーチを使う以前からさまざまな転職サービスを利用しましたが、「これは」という求人にはたどり着けなかったのが現実です。「プラチナスカウト」というサービスが、私にとっては特に魅力的に思えました。自らの希望を入力して登録しておくだけでOKです。そうすることで、企業の人事部などから直接メールなどでアプローチがあります。何かと忙しい私にはピッタリでした。出展:https://minhyo.jp/bizreach
ビズリーチには忙しい人にも嬉しいプラチナスカウトというサービスがあります。
プラチナスカウトは企業やヘッドハンターから直接メッセージが届くスカウト方法。
自分で探さなくても相手側から自動で来るのは嬉しいですね。
審査基準や結果が曖昧
利用者登録は出来ても、審査を通ってない場合は企業へ応募できない状態のまま放置されるようです。
高学歴・高収入の方には良いサイトなんだろうけど、日本人の平均年収程度の人間は相手にされないようです。
失礼を通り越して高飛車にもほどがある。
出展:https://minhyo.jp/bizreach
ハイクラスを目指す転職サイトのためか、条件に合わない人への対応は微妙な評価が。
ハイクラス特化サイトはスキルが低い人は相手にされないというケースもあるということを頭に入れておきましょう。
転職エージェントを利用した転職の流れ
一般的に転職活動には2~3か月かかります。
また求人の案件が増えるのは、4月入社を対象とした2・3月と下半期に向けた8・9月です。
転職する時期と必要な時間を考慮して転職活動を始めましょう。ここでは転職エージェントを利用した転職活動の流れについて解説します
登録、アドバイザーから連絡
まずは各サイトの手順に従って登録を進めましょう。
基本情報として、氏名、生年月日、連絡先、学歴・職歴、希望職種を入力するので、これらの情報をまとめておくと登録する際に便利です。
登録が完了すると担当のアドバイザーから個別面談の連絡がきます。
アドバイザーと面談、求人情報の紹介
求人の紹介が円滑に進められるように、面談では履歴書と職務経歴書の準備が求められます。
転職サイトではこれらのテンプレートが準備されており、しっかりとした例文も準備されているため、簡単に作成することができます。
面談では、
- 学歴や職歴、これまでの経験 (携わってきた業務や研究)
- スキル (装置やプログラミング、CADなど)
- 希望の条件 (職種・業務内容、勤務地、年収、転勤の有無など)
についてヒアリングがあります。
より具体的に理想の条件がまとめられていると、希望にマッチした求人を紹介してもらえます。
面談を終えると、複数の求人情報が紹介されます。
興味がある・ないをはっきりと伝えることで、希望に合った案件にたどり着くことができます。
希望に合った案件があれば選考に進め、必要な書類の準備を始めます。
履歴書や職務経歴書、その他必要書類の添削、応募
選考では、履歴書や職務経歴書など必要な書類の提出が求められます。
転職エージェントのサービスにはこれらの添削も含まれているため、積極的に利用していきましょう。
自分で書いた文章の誤字・脱字はなかなか見つけられないですよね。
転職活動に慣れたアドバイザーが内容についても的確なアドバイスをしてくれます。
書類の準備ができれば、転職エージェントを介して応募します。
面接対策、企業との面接
書類選考を通過すれば、いよいよ面接です。
転職エージェントは、過去に行われた面接の質問事例や評価ポイントを知っているため、事前に聞いておきましょう。
また、面接の練習もしてくれるため、本番を想定した流れで行い、面接の準備を怠らないようにしましょう。
採用、手続き
面接に通ると内定です。
採用手続きに伴い、年収や待遇について条件が提示されます。
納得できれば承諾しますが、気になる点があればアドバイザーが交渉してくれるため、遠慮なく相談しましょう。
転職エージェントを最大限に活用するテクニックを大公開
転職活動を成功させるために転職エージェントを有効活用する方法を紹介します。
方法は以下の3つ。
- 複数の転職エージェントに登録する
- 提供されているサービスをすべて利用する
- 求人に対する詳細な情報を確認する
詳しく解説していきますね!
複数の転職エージェントに登録する
それぞれの転職エージェントが扱っている求人情報や転職活動における強みは全く異なります。
そのため、複数の転職エージェントに登録し、それぞれの長所を利用していきましょう。
筆者がおすすめする選び方は、
- 総合型を2~3個
- 特化型を2~3個
です。
総合型は、特化型に比べると扱っている求人情報の数が圧倒的に多いため、幅広く情報を収集することができます。
一方で特化型は求人情報が少ない反面、得意分野の対策が整っているため、経歴やスキルを活かすことができます。
そして登録した転職エージェントと面談を行い、求人情報やアドバイザーとの相性も考えながら自分に合ったエージェントに絞って転職活動を行うことで、効率よく進められます。
提供されているサービスをすべて利用する
転職エージェントでは、転職活動のサポートにおいてさまざまなサービスを無料で提供しています。
- カウンセリング
- 非公開情報を含む求人の紹介/企業への推薦
- 履歴書や職務経歴書の添削
- 面接対策 (過去の情報提供や模擬面接)
- 企業との日程調整や内定後の交渉
- その他サービス (イベント、オンライン診断など)
一人で選考を進めるよりも時間がかかるというデメリットはありますが、どの場面でも第三者の意見を聞くことは重要です。
転職エージェントは転職活動のプロであるため、すべての段階で相談し、徹底的に準備をしましょう。
求人に対する詳細な情報を確認する
転職エージェントを利用するメリットの1つとして、自分では集められない情報が得られます。
特に、実際の残業時間や昇給など求人やネットに記載されていない情報を知っている可能性が高いです。
ポスドクや研究者から転職する場合は、研究職を希望することが多いと思いますが、研究の方針は企業によって大きく異なります。
例えば、1つのプロジェクトに設定される期間が長いか短いか、商品化まで目標とするか、成果が出なかった場合に継続するか、特許と論文のどちらを優先するかなどは会社が判断します。
働き始めたときとミスマッチがないように、具体的な働き方を聞いておきましょう。
まとめ
この記事では、研究者やポスドクにおすすめの転職エージェントを8つ紹介しました。
筆者も実際に登録して体験などを経て検討した結果、筆者と同じ20代のポスドクが登録すべき転職エージェントは、
です。
まずは、アカリク転職エージェントで経験やスキルから転職できる職種を紹介してもらい、転職市場における自分の価値を確認しましょう。
総合型の求人数の多さを活かして多くの案件を紹介してもらい、希望の企業を探しましょう。
また、マイナビエージェントは中小企業も幅広く扱っているため、キャリアプランに合わせて選択肢を増やすといいでしょう。
ぜひこの記事を参考にして自分に合った転職エージェントを見つけ、研究者やポスドクのみなさんが理想の職場に就業できることを願っています。
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