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TA(ティーチングアシスタント)の仕事って何?3年間大学院にいて感じたメリットとデメリット

大学院生の生活
  • 講義や研究が忙しくてバイトができない…。
  • バイトの疲れが影響して、研究成果が出せない…。

そんな不安や悩みを抱える大学院生におすすめのバイトがあります!

大学内で始められて、コスパのいいバイトが今回紹介する「TA(ティーチングアシスタント)」です!

TAとは、Teaching Assistantの略で、その意味の通り「教育の助手」です。

のちほど仕事内容を説明しますが、大学内で行われている講義のお手伝いをします。

質問に答えてくれる人や実習に付き添っている人を見たことがありませんか?

この記事では、3年間大学院にいた筆者がおすすめする「TA(ティーチングアシスタント)」を詳しく説明し、そのメリットデメリットを紹介します。

TA(ティーチングアシスタント)の仕事内容

初めに、TA(ティーチングアシスタント)が行う仕事内容を、私の経験を交えながら紹介します。

講義の質問対応

まずは、学生からの質問に答える仕事です。

「いきなり質問されても答えられるかわからない」と不安になるかもしれません。

でも、大丈夫です。学部時代にその講義を受けていた場合、考え方や答えがわかっているため、簡単に対応することができます!

レポートの採点

採点の業務を行うことがあります。

私が経験した授業では、講義中に課題が与えられ、そのレポートの採点を行っていました。

当時は、約80人が受講しており、私を含めて4人がTAをしていたため、1人20枚の解答用紙を採点していました。

1コマの授業が90分であるため、1枚5分以内に採点すれば、授業内に採点を終わらせることができていました。

試験監督

講義の試験監督をする仕事もあります。

少し暇ですが、座って不正がないかを見張るだけなので、簡単にこなすことができます。

授業の準備

授業で使用する配布物や実習で用いる装置の準備を手伝うこともあります。

「こんな簡単な仕事でお給料をもらってもいいの?」と思うかもしれませんが、TAだと楽な仕事もあります。

実習・実験

実習形式の講義で、学生の作業をサポートする仕事です。

私が経験した講義では、実験を学生と一緒に行い、計測や解析、考察の補助を行っていました。

年齢の近い学生と近い距離で接するということもあり、就職活動や進路について相談されることもありました。

筆者の例

私が実際にTAを行っていた際の1週間のスケジュールを紹介します。

演習形式と実習のTAを4コマ分担当していました。

1時限目
2時限目 講義 講義 講義
お昼休み
3時限目 TA 講義 TA 講義
4時限目 MTG TA
5時限目 MTG TA
6時限目 MTG
バイト バイト

1週間で5コマ大学院の講義があり、水曜日の午後は研究室のミーティングがありました。

月曜日と金曜日に塾講師のバイトをしており、空いている時間に研究を進めていました。

変動はありますが、TAで月に2万円~3万円稼いでいました。

塾講師のアルバイトで月に3万円~4万円稼いでいたため、TAと合わせると必要なお金は十分に稼ぐことができました。

TAをするメリット

ここまで、TAの仕事内容について説明してきましたが、TAをするメリットについて紹介します。

  • 移動時間がない
  • 座って業務ができる
  • 研修がない
  • 人間関係に悩まない

一つずつ解説していきますね。

移動時間がない

大学内で行われる講義に参加するため、移動時間がほとんどありません

私は、自宅から大学まで1時間40分かけて通っていましたが、バイト先への移動を考えると、あまりシフトに入れない悩みがありました。

その点、TAであれば大学内の移動のみなので、移動時間を気にせずに働くことができるのは嬉しいポイントです!

座って業務ができる

ほとんどの仕事を座ったまますることができます。

私も経験がありますが、立ちっぱなしや動きっぱなしのバイトは体が疲れませんか?

TAであれば座ったまま質問対応や採点、試験監督をするため、頭が疲れることはありますが、体力的にしんどいということはありません。

研修がない

私が経験した限りでは、研修がありません

もちろん、担当する授業の内容を理解していることが求められますが、学部生時代に受講していることが多いため、一から勉強する必要はありません。

人間関係に悩まない

知っている先生の講義を担当することが多く、研究室内の先輩や同期と一緒に仕事をするため、人間関係に悩むことはありませんでした。

 TAのデメリット

ここまでTAのメリットを紹介してきましたが、デメリットもあります。

シフト・時給

TAはシフト制ではなく、事前に担当時間数が決まっていることが多いです。

そのため、時間があるときにたくさん入る、もしくは休みたいときに認められないことがあります。

また、相場の時給は1,000円~1,500円で、担当時間数が決まっているため、たくさん稼ぐことは難しいです。

私の場合、時給が1,200円、10月~2月の契約で担当時間数が96時間と決まっていました。

5か月間の間に約12万円、1か月あたり約24,000円の収入です。

私は発想を切り替え、時間が決まっていることがデメリットではなく、メリットだと考えていました。

時間が決められている分、研究をする時間とメリハリをつけることができ、1週間のスケジュールが組みやすいため、研究との両立ができるようになりました。

時間外労働の可能性

採点や実習の場合、時間内に終わらなければ、時間外労働となる可能性もあります。

私が通っていた大学では、そのような体制に不満が多く募り、時間外労働のないように先生方へ指示がいくようになりました。

チャンスが少ない

TAに応募できるチャンスは、授業が始まる春か秋にあります。

応募を忘れたり不採用になると、次に挑戦できるまでに期間が空きます。

すぐにお金が欲しい場合には、注意しなければいけません。

ただし、チャンスを逃してしまっても随時募集が出ることもあります。

ここで紹介した授業の補助だけでなく、図書館に常駐するTAやPCの使い方相談の仕事もあるので、大学側の情報を確認しながら、チャンスを逃さないようにしましょう。

まとめ

この記事では、TAの仕事内容とメリット・デメリットを紹介しました。

  • TAの仕事は「教育の助手」!
  • 仕事内容(質問対応、採点、試験監督、授業の準備、実習・実験)は、楽なものからやりがいのあるものも!
  • 移動時間がなく、研修がないため、すぐに始められる!
  • たくさん稼げるバイトではないが、大学院生の生活にぴったり!

指導経験を通して、専門分野の理解を深めて研究成果につながることもあります。

大学院生の限られた時間をうまく使えるため、コスパのいいアルバイトとして大学院生におすすめなので、ぜひ一度考えてみてください。

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