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企業研究者のキャリアパスとは 代表的パターンと実例まとめ4選

企業研究者の仕事

企業研究者は、就職してからどのようなキャリアパスを描くのでしょうか。

理系の修士課程や博士課程に在籍中の方は、きっと気になりますよね。

  • 「研究職なんだから、ずっと研究を続けていきたい!」
  • 「年収アップしたいから、将来的には管理職になりたいな」
  • 「同じ会社にどれくらい長くいられるんだろう・・・」

など、将来の希望や疑問もあることでしょう。

この記事では、企業研究者の代表的なキャリアパスについて、実例を紹介します!

研究職から管理職へ

「リアルワン」からの引用です。
(https://www.realone-inc.com/information/femalemanager701191/)

製薬会社の研究職をしていた、ある女性の話です。

彼女は修士課程修了後、製薬会社の研究職となり、成果を上げてプロジェクトリーダーになりました。

しかし、この会社のプロジェクトリーダーという職プロジェクトを率いていても管理職ではなく、待遇も一般社員相当でした。

この職を3年経験した後、彼女は管理職に就くことができました。
この時、35歳でした。

管理職になったことで仕事を進めやすくなり、給料もアップしたそうです。

管理職になった理由は?

入社以降、研究職として成果を上げてきた彼女は、「プロジェクトをマネジメントして自分の力を試したい」と思うようになりました。
この結果、まずプロジェクトリーダーという職に就くことができました。
これでプロジェクトをマネジメントするポジションに就くという希望は叶ったわけですが、チーム内に管理職がいるのにそれをまとめている自分は管理職ではなく、仕事を思い通りには進められなかったそうです。

その後管理職になったことで、こうした不満は解消されたそう。
管理職に就いた彼女は、「管理職ならではの喜びを実感する」ことができるようになりました。

個人で成果を上げるだけでなく、プロジェクトを自分で動かしたいという希望があり、また部下の育成に関心がある方です。
細やかな配慮をいとわない場合には、管理職という職は適していたんですね。

ちなみに彼女はその後、夫婦で同居しともに過ごす時間を増やすため、退職しました。妊娠・出産を終えたら復職する予定でいるそうです。

あくまで研究職を貫く

企業の中には、管理職への昇進を希望しない社員に「専門職制度」を導入しているところがあります。

リクナビネクストに掲載されたオムロン株式会社の例です。
(https://next.rikunabi.com/tech/docs/ct_s03600.jsp?p=000560)

オムロンでは、専門性の高い人材の能力を最大限引き出すために、2005年から専門職制度を導入しています。
それ以前は管理職の枠内に専門職があったため、管理職にならなければ専門職への道はなかったのですが、管理職にならずに専門職を目指すことが可能になりました。

給与も管理職と同等で、上限は管理職よりも高く設定されました。

専門職認定されてよかったことは?

専門職に認定された結果、以下のようなメリットを感じるそうです。

・管理職への適性を問われずに技術で昇格が決まるのが魅力に感じる
・専門分野に集中して取り組める
・自由に動けるので他部署とのディスカッションが可能

オムロンの専門職制度では、場合によりますが飛び級での昇格もあるそうです。
飛び級になれば給与は一気に上がることになります。

他にも、専門職制度を導入する会社は増えてきています。

ただし、こうした制度を導入していない会社の場合は、基本的に管理職になることで給与が上がる仕組みになっていますので、昇進拒否をすると一定以上の給与を望むことはできないでしょう。

研究職から異分野に転職

エリートネットワークからの引用です。
(https://www.elite-network.co.jp/voice/entry-43252.html)

研究職から経営企画職への転職を果たしたある男性の話です。

彼は博士号取得後、化学メーカーの研究職に就職します。
新規事業を開発から営業活動まで手掛けましたが、うまくいかず、事業撤退となります。

その後、一度同じ研究職への転職を果たし、今度は業績不振の回復という快挙を成し遂げました。

これらの経験を経てMBA(経営学修士)を取得したいと希望し、経営大学院に入学します。

最終的に産業用資材メーカーの経営課題に取り組む、経営企画職に就くことができました。

転職の理由は?

メーカーから経営、とだけ聞くと完全に異分野に挑戦しているように聞こえますが、実際には前職経験をフルに生かした転職です。

1社目で事業撤退してしまった悔しさ、その当時乗り越えられなかった課題と、2社目で業績回復させた成功体験とがありました。

また、前職経験から、同じような苦しみを味わっている人たちを救いたいという思いを抱き、経営学を本格的に学ぶに至ります。

経営大学院でも好成績を修め、新たなスキルを十分に身につけました。

結果的に、メーカーというこれまでの会社と同じ領域で経営課題を解決する職に就くという、経験とスキルを存分に活かす転職となりました。

研究職からアカデミアに転職

企業研究職からアカデミアに転職した、知人男性の話です。

彼は博士号を取得した後、研究所に研究職として就職しました。
ほぼストレートで博士号を取得したので、この時、20代後半でした。

そこでプロジェクト研究に従事し、数々の成果を上げます。

就職してから約5年後、今度は母校の大学に准教授として転職を果たしました。

この時、30代前半での転職という計算になります。

アカデミアに転職した理由は?

もともと、アカデミアの世界にかなり興味があったそうです。
そこで、就職するかポスドクとして研究を続けるか迷っていたところ、アカデミアに近い研究を進める研究所に自分にぴったりのポストがあることに気づき、応募したところ採用されます。

不安定なポスドクという身分を選択しなくても、研究所であれば好きな研究ができてお金がもらえると思ったそうです。
この時点では、研究所への就職は成功でした。

しかし、やはりアカデミアへの未練が断ち切れないこと、また、プロジェクト研究ではなく自分自身でテーマを決めて研究を進めたいという気持ちになったのだとか。
大学のアカデミックポストに応募し、運良く採用されたということです。

ポスドクの不安定さを経験せず最終的にアカデミアに戻れるというのは、理想的なキャリアパスですね。

彼は院生時代からとても優秀で、またちょうど応募できるポストがその時々であったという状況で、ややレアな実例かもしれません。

企業研究者のキャリアパスまとめ

  • 企業研究者のキャリアパスは、管理職になる・ずっと専門職でいる・異分野転職する、アカデミアに転職する、といったものがある
  • 個人で成果を上げるだけでなくプロジェクトをまとめたい場合、管理職への昇進が向いている
  • マネジメントには向かないが能力を発揮したい人には専門職制度のある企業がぴったり
  • 研究職時代の経験を生かし、その後新たなスキルを身につけることで異分野転職という選択肢もある
  • うまく条件が重なれば、アカデミアに戻ることも不可能ではない

企業研究者としての就職を希望する場合、その後のキャリアプランも考えておくといいですね。

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